【院長のコラム】夏のアトピー性皮膚炎のスキンケア

夏は汗をたくさんかく季節です。
汗そのものは悪いものではありませんが、皮膚に長く残るとかゆみや湿疹が悪化しやすくなります。
① 汗はできるだけ早く流しましょう
- 汗をかいたら、シャワーやぬるま湯でさっと流しましょう。
- 外出先では濡れタオルや汗拭きシート(アルコールや香料の少ないもの)で軽く押さえるだけでも効果があります。
- 毎回石けんを使う必要はありません。石けんの使いすぎは皮膚のうるおいまで落としてしまいます。
② 入浴は毎日
- 38~39℃くらいのぬるめのお湯がおすすめです。
- 石けんはよく泡立て、ゴシゴシこすらず手でやさしく洗いましょう。
- ナイロンタオルなどで強くこすると皮膚を傷つけます。
③ お風呂やシャワーの後は保湿
- 「夏はベタベタするから保湿はいらない」と思われがちですが、それは間違いです。
- 入浴後はできるだけ早めに保湿剤を塗りましょう。
- 夏はローションタイプや軽いクリームが使いやすいこともあります。
④ 湿疹には保湿だけでは治りません
赤みやかゆみがある部分には、医師から処方されたステロイド外用薬やモイデルト軟膏などを指示どおり使いましょう。
「薬を塗るとクセになる」ということはありません。炎症をしっかり治すことが大切です。
⑤ 衣服にもひと工夫
- 綿など通気性のよい服を選びましょう。
- 汗をかいたら着替える習慣をつけましょう。
- 寝汗が多いお子さんは寝具もこまめに交換すると快適です。
⑥ プールや海は?
- プールや海を禁止する必要はありません。
- 遊んだ後は真水で体を流し、帰宅後に保湿しましょう。
- しみたり湿疹がひどくなったりする場合は主治医に相談してください。
保護者の方へ
アトピー性皮膚炎は「薬」と「スキンケア」の両方が大切です。
「汗は早めに流す」「毎日保湿する」「湿疹にはきちんと薬を塗る」
この3つを続けることで、夏でも皮膚の状態を良く保つことができます。
まとめると「汗は流す、肌はうるおす、湿疹は薬で治す」